秋は別れ放題 2
男女の別れの場合、だいたい女の人の方が去って行きますよね。
あれ、なんなんでしょう。
もちろん、そうじゃない場合もあるんでしょうけど、
百歩譲っても、7割方男がフラれているように思うのです。
女の人が飽きっぽいのか、妙にセンチメンタルな気分に
浸りやすいのか。
まあ、男がフラれる方が絵にしやすいってのもあるかも知れません。
そんな中、スッパリフラれている女の人の歌がありました。
五輪真弓さんの「恋人よ」です。
恋人よ
作詞、作曲、歌:五輪真弓 (1980年)
枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さを物語り
雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない
恋人よそばにいて こごえる私のそばにいてよ
そして一言この別れ話が 冗談だよと笑ってほしい
砂利道を駆け足で マラソン人が行き過ぎる
まるで忘却のぞむように 止まる私を誘っている
恋人よさようなら 季節はめぐってくるけど
あの日のふたり宵の流れ星 光っては消える無情の夢よ
恋人よそばにいて こごえる私のそばにいてよ
そして一言この別れ話が 冗談だよと笑ってほしい
この彼氏、笑ってあげないんですね、最後まで。
そりゃそうか。別れようとしてるヤツが笑わないのは当然です。
この場面で最後に、「この別れ話は冗談だよ」なんて言ったら
そりゃ、たいへんなことになってしまいます。
秋の歌が、春の歌になってしまいます。
だって、こんなこと言って許されるのは
エイプリルフールくらいじゃないと、普通
ハッ倒されます!
五輪真弓 ベストオブベスト