秋はAORがよく似合う 3
ひとことでAORの本質を言い表すことはできないんでしょうが私的には、
洒落た『大人』な雰囲気を持つ音楽が、AOR。
「洒落」の定義とか、「大人」の定義とかは深く考えないでおきましょう。
なんとな~く、ざっくり(すいません 汗)の感覚でいいんじゃないでしょうか。
で、私の思う「洒落た大人」感満載なアーティストをまたひとりご紹介します。
角松敏生さん。
すぐに「You're My Only Shini'n Star」が出て来る方も多いでしょう。
中山美穂さんに提供した楽曲で、自身でもセルフカバーしている
ラブソングの定番の一曲ですよね。
他にもプロデュース作品で有名なところでは、
杏里さんの「悲しみが止まらない」なんかもあります。
私は「Take to the skyhigh」とか、「Tokyo tower」とかも好きなのですが、
今日は「The Lost Love」という曲をご紹介します。
もう…。タイトルからして「失恋」です。
The Lost Love
作詞、作曲、歌:角松敏生 (1991年)
I lost my love 今も君を 想うことだけ許されるなら
あの日のまだ見ぬ夢もう一度 ふたりやり直せはしないの
かわいた風が窓に吹けば この夏も終わるだろう
もしも僕がもっと 早く気付けば
ふたり傷つけあうこともないままに いられたけれど
I lost my love 涙こらえ 肩を震わせ君は告げたね
さよならその言葉にあなたの 痛みが今さらわかるなんて
君の写真を部屋に飾り 思い出にはしないよ
君が去ったあとで 気がついたから
身勝手な夢追いかける日々はもう 欲しくはないさ
I lost my love 叶わぬこと それが償うことになるなら
これからひとり君を愛する喜び 僕はそれだけでいい
ずっと遠くで見守っているよ My girl
I lost my love 今も君を 想うことだけ許されるなら
たとえ会えなくてももう一度だけ 僕を信じてほしい
I lost my love I'll keep on loving you
角松敏生さんの高い声が切なく心に響きますね。
この曲は『TEARS BALLAD』というアルバムからのシングルカットで
角松敏生さんの通算20枚目のシングルです。
ただ、私は『TEARS BALLAD』自体で聴いたのが最初でした。
このアルバムは「You're My Only Shini'n Star」や「サンタが泣いた日」、
「花瓶」(これがいい曲なんですよ!)、「JUNE BRIDE」なんかが
入った至極の一枚です。
全編角松さんの甘く高い声が、切なさと大人な雰囲気を醸し出しています。
角松さんの曲を聴いたことがない方にも絶対おすすめです!!
角松敏生 『TEARS BALLAD』