秋はAORがよく似合う 1
昨日ご紹介した 山本達彦さん は「AORの貴公子」なんて言われていて、
AOR(Adult-oriented Rockの略 大人向けのロックという意味だそうです)
は一般には “アダルト・コンテンポラリー” とも紹介されたりします。
そう、なんとなく漂う『大人』な雰囲気がカッコいいんですよ。
で、なにが『大人』なのかと言えば、その“けだるそう”な感じが良かったり
するわけです。当時はこれが大流行でして、ボビー・コールドウェルなんか
がその代表として名前が挙がりますね。
我が日本では、山本達彦さんをはじめ、尾崎亜美さんや小田和正さんも
このジャンルなんだそうです。それ狙いでずっと紹介してきたわけでは
ないんですけど、どうやら私はこのジャンルが好きなようです。
で、今日ご紹介するのは 崎谷健次郎さん の
もう一度夜を止めて です。
もう一度夜を止めて
作詞:秋本 康 作曲、歌:崎谷 健次郎 (1987年)
時間を忘れるように 窓のシェイド羽を傾け
腕を組んだ細い肩に 長い髪が震えていた
もう一度だけ夜を止めて あの日をこのまま抱きしめたい
これ以上愛し合っても 二人同じ夢が見れない
知らぬ間にすれ違っていた 甘い記憶に何かがこぼれてく
もう一度だけ夜を止めて 何も言わずに接吻(くちずけ)たい
頬に落ちたその涙 思い出だけでは哀しすぎるね
過ぎた日々はナイフのように 美しいほど傷つけるものさ
もう一度だけ夜を止めて あの日をこのまま抱きしめたい
見つめ合ったその瞳 無理に微笑んだ君は優しい
もう一度だけ夜を止めて あの日をこのまま抱きしめたい
思いドアをそっと閉めて 僕の影を愛で消して
やっぱり別れ歌になってしまう ^^;
まあ一種独特とも言えるAORの“けだるい”感が、「秋」と「別れ」に
バッチリ合うのでしょうか。
秋の夜長にAOR。
しばらく続けてみましょう。
崎谷健次郎 もう一度夜を止めて